文具・手帳まとめ / 手帳・記録の調査
高校生469名の手帳・ノート調査|「約6割」の母数と、スマホ利用時間の読み方
NOLTYプランナーズが10月15日に発表した高校生469名のWeb調査では、日常的に手帳・ノートで予定管理や記録をする219名の58.90%が、スマホなどを見ない時間を作ると回答しました。「約6割」は全469名の割合ではなく、手書き利用者グループの数字です。利用者と非利用者の回答差を、母数と設問をそろえて読みます。

調査の対象と集計条件
- 調査発表
- 2026年10月15日/株式会社NOLTYプランナーズ
- 調査期間
- 2026年8月19~28日
- 調査方法
- Webアンケート
- 有効回答
- 高校生469名。手帳・ノート利用者219名、非利用者250名
- 利用者の区分
- 日常的に手帳・ノートでスケジュール管理や記録をするグループ。特定商品を使う群ではありません
- 時間に関する設問
- 休日1日のスマートフォンやタブレットの利用時間
- 58.90%の意味
- スマホ・インターネットを見ない時間を「毎日」または「思いついた時」に作る回答の合計
- 読み取れる範囲
- グループ間の自己申告回答の違い。手書きを始めたことによる効果を検証した実験ではありません
「約6割」は利用者219名の中の回答。毎日の実践だけでもない
調査は、手帳・ノートを日常的に使う219名と、使わない250名を分けています。58.90%は前者のグループ内の割合です。手帳だけでなくノートも含む区分なので、「高校生全体の6割が手帳でスマホ時間を減らした」「特定の手帳を買った人の6割」という読み方にはなりません。
図表では「意識して毎日作っている」と「思いついた時に作っている」を合わせて58.90%です。非利用者で同じ2項目の合計は37.20%。一方、発表文にある42.40%は「特に意識したことはない」の割合なので、58.90%から42.40%を引いて実践率の差とすることはできません。
利用時間は「休日1日」、意思決定は選択肢をそろえて比べる
休日1日のスマートフォンやタブレット利用が5時間以上という回答は、手帳・ノート利用者31.05%、非利用者45.20%です。表示値の差は14.15ポイントで、発表本文は約14.2ポイントの差として説明しています。毎日の平均使用時間や、手帳を使う前後で短くなった時間を表す数字ではありません。
意思決定の設問では「自分の考えや気持ちを優先することが多い」が23.74%と13.20%です。図表には「どちらかといえば、自分の考えを優先する」という別の選択肢もあります。この23.74%へ他の回答を含めたり、他の設問の数字と比べたりせず、同じ選択肢同士の差10.54ポイントとして読みます。

改善したい課題があることと、実際に改善したことは違う
「特に改善したいことはない」の回答は利用者4.11%、非利用者19.20%でした。この反対として、改善したい課題がある割合を95.89%と80.80%と整理できます。差は15.09ポイントですが、調査で測っているのは課題や改善意識で、すでに生活が改善した人の割合ではありません。
図表には、提出物やテスト勉強の計画、スマホを見て夜更かしする習慣など、具体的な回答が載っています。どの課題へ関心があるかを考える材料にはなりますが、「課題がある」と答えたことを良い・悪い生活の順位付けにしたり、非利用者には悩みがないと決めたりするものではありません。

調査を手帳選びや授業へ使うときの範囲
今回は、すでに記録習慣がある人とない人を比較した自己申告のWeb調査です。手書きを割り当てて前後の変化を追った実験ではなく、図表だけで手書きが回答差の原因だとは断定できません。全国の高校生全体の割合として広げるための抽出・重み付けなども、この発表から本サイトが追加で保証する情報ではありません。
手帳を選ぶなら、調査の割合を特定の商品・形式・サイズの効果と結び付けず、自分が予定を管理したいのか、出来事を残したいのかを考える入口にできます。授業用の書く教材を探す読者には、関連する無償教材の記事もあります。そちらは小学校・団体向けで、この高校生調査とは対象が異なります。
確認済みの条件を比べる
スマホ等を見ない時間を作る
利用者58.90%/非利用者37.20%。「毎日」と「思いついた時」の合計同士で比較。差21.70ポイント。
休日1日の利用が5時間以上
利用者31.05%/非利用者45.20%。同じ時間区分の比較で、差は表示値から14.15ポイント。
自分の考え・気持ちを優先することが多い
利用者23.74%/非利用者13.20%。この選択肢同士の差10.54ポイント。「どちらかといえば」の回答は含みません。
改善したい課題がある
利用者95.89%/非利用者80.80%。「特にない」の補数で、差15.09ポイント。実際に改善した割合ではありません。
案内役と確認する、調査数字の疑問
町田コト質問役高校生469人の6割という意味?
文原ナオ仕様の解説役58.90%の母数は手帳・ノート利用者219名だよ。非利用者250名も含めた全体の数字とは分けて見よう。
町田コト質問役手帳を使えばスマホの時間が必ず減る?
文原ナオ仕様の解説役この調査は利用者と非利用者の回答差を見たものだよ。使い始めた前後の変化や、原因までは確定できないね。
町田コト質問役58.90%から42.40%を引けば実践率の差?
文原ナオ仕様の解説役違う回答項目なので引かないよ。同じ2つの実践回答の合計なら、非利用者は37.20%だね。
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情報源と画像
- 株式会社NOLTYプランナーズの発表資料(2026-10-15)
- NOLTYプランナーズ・調査概要と公式図表
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